IT営業マン~katsuの呟き~

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【体験談】ケーブルテレビの営業について-仕事編−

こんにちは!

かつです!

 

ついにお盆休みが始まりました!どこか出かけたいですが、感染者数も増えているのでまだ自粛ですね。。。

 

さて、今回の内容は新卒で入社したケーブルテレビの営業について書いていきたいと思います。入社して半年ぐらいで辞めたので、そんなに書くことはないですがネットで噂の点検商法などについて書いていきたいと思います。

 

 

①ケーブルテレビとは

ケーブルテレビとは、CS放送が定額で見放題というものです。日本では主にJCOM,イッツコミュニケーションなどが扱っています。ケーブルテレビは1955年群馬県川市伊香保町で初めて導入されました。元々はNHKの難視聴地域に導入された物になります。主にテレビの電波はスカイツリーなどの電波塔から電波を発信して、アンテナで受診することでテレビを視聴することができます。ただ、電波が届きにくい地域もあるので、それの対策として電線から直接ケーブルを家の中に配線を行い、電波を送ることでテレビが見れるようになりました。そこからケーブルテレビはCS放送や海外で人気のディスカバリーチャンネルなどを視聴できるようになります。

 

①-2 ケーブルテレビのメリット・デメリット

ケーブルテレビを導入するメリットしては、アンテナではなく電線で電波を運んでいるため電波が安定しやすい点です。今はそこまで電波との差はないですが、それでも台風などが発生すれば時々電波も乱れることもあります。また、CS放送もわざわざアンテナを立てずにチューナーを置けばCS放送も見れるようになります。

 

また、デメリットは料金が高い点です。今ではHuluやNetflixなどで安くテレビを見ることができます。なので、本当に必要性を感じないと割高に感じます。

 

点検商法-ケーブルテレビの営業方法とは?~

さて、先ほどまでケーブルテレビの歴史などについて簡単に説明してきました。ここからは実際に体験した営業について書いていきます。時系列順に書いた方がわかりやすいと思うので、時系列で書いていきます。

 

②-1 アポイント取得

まずは、営業の基本アポ取得です。ケーブルテレビは基本的に木曜から月曜までが営業日になります。火水は定休日になります。アポイントを取る方法は、「定期点検作業」というチラシを対象アパートに1戸1戸投函していきます。そこに都合のつく日程を記入してもらう欄があるので、記入して回収し当日伺うような感じです。

ただ、中には提出してくれない人もいるのでその人たちは自宅まで行き、インターホーンを押して回収します。

実はケーブルテレビでよくある求人広告に「飛び込み営業はありません。」という謳い文句がありますが、あれは8割嘘です。強いてあるとするなら、優秀な営業マンにはアポ回収部隊がいるので、その方々がいればほぼ飛び込み営業はないです。

ちなみですが、基本的には営業エリアが決まっているので3ヶ月から半年の周期で同じ建物に営業をかけていきます。

 

②-2  宅内営業開始-1日1契約は当たり前-

さて、アポイントも取得できいよいよ営業をかけていきます。木金のアポは午前2件、午後2件が平均的な数です。土日祝は休みの方も多いので、午前3件、午後3〜4件宅内に訪問します。ここからがネットで噂の点検商法と呼ばれる営業スタイルになります。

アパートの住人の方々には、「テレビの電波測定」という名目で時間をいただいており、ケーブルテレビのサービス説明は希望者のみと記載があります。実際は、テレビの電波を測定しながらサービスを必ず説明していきます。ちなみに測定に関しては、私はしっかり測定していました。人によっては測定しているフリをしてる人もいるらしいです・・・

 

サービスを説明する際は、ただ喋るだけではありません。雑談を交えつつ相手との距離を縮めていきます。この雑談で成約が取れるか取れないかでだいぶ変わってきます。なので、必ず言われていたのは1日1契約は当たり前と言われ続けてきました。この営業は断るのが苦手な方は契約できるまで居座られる可能性もあるので、断るのが苦手な方は、誰かと一緒に話を聞くのがいいと思います。想像以上に距離を詰めてきます。

 

②-3 留守宅はテレアポか飛び込み営業でつなぐ

アポを取っても、不在の家は飛び込みかテレアポでアポを取っていきます。数字を取るためにはどんな手段でも使っていきます。アポがある営業マンは、飛び込み営業をしなくても大丈夫ですがアポが少ない人はひたすら飛び込み営業です。もしくは前に回ったエリアをもう1度回る営業マンもいます。

 

③競合他社の情報収集は欠かさずに行う 

ケーブルテレビの競合って皆さんご存知でしょうか?スカパーや他社のケーブルテレビを思い浮かぶ人もいるかと思いますが、意外にも大手携帯キャリア会社も含まれています。理由としては、テレビだけではなくインターネットや固定電話、そして携帯電話(JCOM)があるからです。ちなみにJCOMはKDDI系列なので、スマートバリューの割引率がすごいです。

ケーブルテレビの営業マンは実はテレビよりもインターネットの切替をメインに提案することが多いです。宅内で電波測定しつつ、ネットモデムなどを探しキャリアがどこなのか予想します。その上でインターネットの話をしつつ、CSもおまけで見れますよというのがセールストークになります。

ちなみにスーパー営業マンはインターネットの話をせずに、テレビのみで勝負しついでにネット回線を変えるセールストークです。やはりインターネット回線を変えるトークの方が成約率も変わってくるので、大半がネットからのテレビになります。

 

インセンティブについて

もちろん営業なので、成約数に応じてインセンティブ(成果報酬)が発生します。私は大手ケーブルテレビで働いていましたが、できる営業なら1年目の新卒で年収400万は取れる世界です。2年目以降は600万、700万、1000万の年収を超えることができます。ただ、ケーブルテレビ局によってもインセンティブは変わってくるので、一概にも言えません。またケーブルテレビの営業と言っても大半業務委託で仕事を受けている会社なので、そこの会社にもよってきます。ちなみに私は業務委託の会社で勤めていました。同期入社の新卒1年目で年収400万は超えていました。なので、高年収狙いの方にはお勧めですね。

 

⑤まとめ-ケーブルテレビの営業はお勧めできる?-

最後になりますが、今就職活動をしている方々向けになります。ケーブルテレビの営業はお金を稼ぎたいという方やテレビが好きな人にはお勧めの仕事だとは思います。かなり精神力を試される世界でもあり、ノルマに厳しい世界です。ただ、営業力はかなり身に付く仕事です。相手の好み、生活スタイルなどの様々な情報を短時間で察知し、たった1回の対面で契約まで持っていく技術はなかなかハードな物です。これを物にできれば他の営業でもうまくやっていくことができると思います。

性格が真面目、優しいという方には正直しんどい営業になります。ネットで「点検商法」と検索すればかなり叩かれているネットの情報が出てきます。もし、内定を貰っているのであれば慎重に検討した方が賢明です。

ちなみに私は新卒で半年で辞めています。正直しんどかったですね。毎日終電過ぎまで働いていました。あくまでも参考までに・・・

 

さて、今回は実際に働いていた「ケーブルテレビ」について書いてみました。今回は仕事編ですが、次の記事は実際あってトラブルやお客さんの話でも書く予定です。

 

それでは、かなり長くなってしまいましたがここまで!

またお会いしましょう!